地中に発生したタマゴタケは、白く卵の形だ。半分に切るとゆで卵にそっくりで名前の由来になっとくする。地上に姿を現した順に左から並べた。
キノコ採りの一日、山歩きの疲れも、帰って味わうキノコ料理への期待で吹き飛んでしまう。山の幸は、採る楽しみと味わう楽しみを満たしてくれる恵みだ。
キノコは、料理によって味が生きてくる素材だ。それぞれの持ち味を生かした調理法で、大地の恵みおいしくいただき感謝したいものである。
キノコは、種類によって調理法が異なる。それぞれに合った調理法を紹介する。
●[天麩羅](大皿)には、クリフウセンタケ、アイシメジ、ウスタケ、オオキツネタケ、アカモミタケ。天麩羅の場合、ヒダ(傘の裏)のきれいなものを使い、水で洗わず濡れた布巾で拭くことがコツである。
●[酢の物](左上)には、クリフウセンタケとキシメジ。
●[炒め物](左中)には、クリフウセンタケとフウセンタケのバター炒め。
●[焼き物]の皿(中央下)。 右から、クロカワ、オオツガタケ、キシメジ。
●[汁物] (左下)キノコ料理の茎本は、鍋である。それもたくさんの種類が入るほど旨い。これは、ハナイグチ、シモフリシメジ、シロナメツムタケ、チヤナメツムタケのキノコ汁である。
●[食前酒]は、ヤマナシの木の実酒。
●[タマゴタケ]は、チーズとあわせたホイル焼きや、クリームシチューや茹でたジャガイモをベースにしたチーズグラタンが合う。
●[チチタケ]は、出し汁キノコで、醤油汁で「うどん」や「そば」や「ほうとう」につかうとたまらない。わが家の夏にはなくてはならないキノコ汁である。油で炒め、佃煮に煮ると旨みがでて酒の肴になる。
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